WHAT'S BPM?

BPMを聞いたことある人も、無い人も幸せを考える方は、是非一読して欲しい。

BPMそれは、企業だけでなく、人ひとりひとりが幸せになる人生設計の基本だと、私は考えます。実践して、今、私は幸せです。

1.BPMって何?

BPMは、Business Process Managementの略で、欧米を中心に発信されている企業の使命である、改革・改善の概念・手法で、日本では、「継続的業務改革」と訳され、2002年から、2008年頃にかけて、注目されました。でも、その分野に携わった人でないと、なかなか耳にしませんよね。

では、何故、私がこの概念・手法に出会ってから、注目度も下火になってきた今でも、継続しているのか?

もちろん、ご指名とご期待を頂いた企業様から、「気づかなかったことを気づかせてくれた。」、「なかなか社内では、言いにくいことをズバリ代弁して、納得させてくれた。」、「大川原さんに頼んで良かった。」という声を頂くことが、一番の継続の要因である"やり甲斐"ではありますが、この概念を極めれば、極めるほど、企業向けの特殊なサービスというものではなく、幸せな人生を送るために人それぞれに必要な概念。幸せな国家を作るために数々の難題をクリアするのに必要で、正道なアプローチと確信したからです。

2.何故、そのように確信したのか?

問題を解決するには、大きく2つのアプローチがあります。

一つは、対症療法。もう一つが、根本療法です。BPMは、根本療法の方です。かといって、対症療法が悪いとは言いません。緊急を要する場合は、対症療法が必要です。しかしながら、長生き(継続的な企業活動の維持)するには、根本療法は、欠かせませんよね。例えば、企業にとって、システムが古くなったから入れ替えるとか、問題が起こったので、再発防止策を考えることにおいて、根本療法を施したいという思いはありながらも、結果的に、小手先の対応で済ませてしまっていることが多いように感じます。人生においても、人それぞれ悩みを抱えています。例えば、身近なところで、ダイエット。とにかく、痩せたい、体重を減らしたいということから、○○ダイエットを施した結果、長続きせず、リバウンドは、よく聞きます。私は、BPM手法を自らのダイエットにも、適用して、太ってしまった根本原因を対処し、5ヶ月で、10kgの減量に成功し、今でも、維持しています。無理はしていません。お酒が好きですから、私のダイエット以前の大前提は、「好きなだけ飲んで、好きなもの食べて、健康な身体を維持する事。」です。

国家も同じです。EU統合時のCitizen projectや、ドイツが国家として進める第4次産業革命(Industrie4.0)にもBPMの概念と手法が基本となっています。その推進者として名を連ねているのが、私がBPMを学び、Lifeworkの決意に至った恩師、アウグスト・ヴィルヘルム シェアー博士です。

BPM手法を使ったそのノウハウ・実績は、こちらをご覧ください。

3.シェアー博士との出会い

私は、1988年NTTに技術系として入社しました。もともと大学でも情報工学を学び、当時は、システムが世の中を変えていくと考えていたと思います。自分なりに最先端技術を学んでいるというプライドもありました。しかし、1996年に、SAPというドイツの会社が提供するシステムを導入した際、導入先の社長から、「毎日、遅くまでご苦労様でした。ところで、このシステム入れて、何が良くなったのかね?」と問われて、恥ずかしながら、即答できなかった自分がいました。その会社の社是は、「社員は、企業の最大の財産なり。」と記憶しています。同様のスローガンを掲げる企業も多く見かけると思いますが、それをきっかけに、システム中心ではなく、それを使うユーザ、それに期待する経営者、つまり人を中心で考えるように変えました。しかしながら、人と、システム、そして企業全体をどうとらえれば、良いか解りません。そんな中2002年に転職の誘いがあり、その企業が、当時のシェアー博士が会長を務めていたIDS・シェアーAG社の日本法人IDS・シェアージャパン社です。私は、これだ! やはり世界は進んでいると確信したと共に、自分の考えが間違っていなかったことを確認して、転職を決意したわけです。

4.どうして、BPMを使うと、根本療法になるのか?

BPMのポイントは、プロセスを捉えることです。会社の取引、仕事も、人の暮らしも、プロセスで成り立っていることを知ることです。そしてプロセスは、繋がっていて、前後関係があります。注文も頂いていないのに(受注というプロセスを経ないで)、モノを納めたら(出荷というプロセスを実行する事は)、贈賄になります。発注というプロセスを経ないでモノを受け取ったら収賄ということになります。製造業において、納期に間に合わないという問題の理由として、「製品を作るための部品が納期通りに届かない。」と耳にします。しかし、部品業者も、突然明日までに、持ってきてと言われても対応できるはずありません。その為には、事前情報として、内示、予約という前段のプロセスと、その中での信頼関係という付加価値を持ったプロセスの確立が重要なわけです。つまり、自社に問題があるわけで、「他人のふり見て、我がふり直せ。」とは、まさにそのことではないでしょうか。企業活動だけでなく、世の中すべて、プロセスの連鎖で成り立っています。人間の身体だって、同じです。私は、長年、高血圧症で、降圧剤を飲み続けていました。降圧剤で血圧を下げるというのは、いわゆる対症療法です。私的には、「何故血圧が上がるのか?その原因を探して、対処して欲しい。」と、ずっと思いながら、薬を飲み続けざる追えない日が続いていました。ところが、先のダイエットBPMの副次効果として、血圧が下がったのです。私のダイエットBPMの対策の一つとして、脂肪を貯め込まない根本療法として、糖質を抑えながらのバランスの良い食事があります(決して、炭水化物ダイエットとか、糖質オフダイエットだけの対症療法ではありません)。その中で、ある日、血圧が下がっていることに気づきました。同時に、「糖質摂取→血糖値上昇→インスリン分泌→交感神経が刺激される→尿からのナトリウム再吸収が増大→血中のナトリウム濃度が上がる→水をひきつけ体液量が増加する→血圧が上がる!!」といったプロセス連鎖を(この場合は結果論でしたが)学びました。

つまり、過度な糖質摂取は、血圧を上昇させる要因であり。そのコントロールは血圧を正常に保つ根本療法となるわけです。

5.そんなBPMが何故、世の中で、少なくとも日本で、常識とならないのか?(私の所感です)

大きく3つの理由があると思います。一つは、国家・企業自体が、縦割りで、業務プロセスの範囲を区切ってしまって、責任者を割り当てていること。つまり、隣は何をする人ぞ。隣のことに口を出したら、越権行為になってしまう構造があると思います。これでは、問題の根源を探し出すどころか、プロセス連鎖を追う活動すらできなくなってしまうからです。企業が自ら出来ないから、私の使命と思っています。もう一つは、教育です。半分冗談のようで、本気でもありますが、「風が吹けば桶屋が儲かる。」といった意味を教えなくなっているようですね。桶屋が儲からなくなったら、どうすればよいか?ネズミをたくさん放すというのは、対症療法です。すぐに猫に食われてしまい、折角の投資が無駄になってしまいます。では、猫を減らせばよいか?それでは、動物愛護に反します。答えは、風を吹かせばよいのです。一般的には、バタフライ効果と言われ、こじつけとも解釈される面もありますが、狼を放したことに依り生態系を取り戻した米国のイエローストーン国立公園が現実にしています。もちろん、この通り実践しなさいと言っているわけではありません。問題解決のプロセスの連鎖を理解して、自分の問題にあてはめて考えて欲しいということです(在庫精度を向上すると品質・顧客満足度が向上し、作業効率アップ・コストダウンにつながる連鎖の可視化例)。

そして、最後にBPMを道具と捉えてしまう勘違いではないでしょうか。「BPMは、古い概念(あるいは、技術)だ。」と言われることが時々あります。BPMは、自ら幸せになる人生のバイブルです。人が悩みを解決し、幸せな生活を送るために必要な普遍的なものと私は、思っています。そんな中、共感を頂ける企業様も多く、BPM-navigatorは支えていただいています。

6.なぜ、継続的なのか?根本療法は永久に効かないのか?

残念ながら、継続的にやらないといけません。それは、自分だけでなく、時代と共に、周りの環境が変わるからです。身近なところで、飲食業にあてはめてみましょう。以前は、先輩が後輩を誘って、飲みに連れていく光景を目にしました。景気も良かったので、接待費も使えました。そんな中、リピータも増えるというお店にとって、良い連鎖が成り立っていました。しかし、今は、部下を誘うのにも、気を使います。セクハラ、パワハラ。接待費も制限されます。残念ながら、プロセス連鎖が途切れてしまいました。そんな中、リピータを確保するのか、飽きられない商いをするのか、新しい根本療法が必要になるわけです。

7.おわりに

最後まで、お付き合い(お読み)いただき、ありがとうございます。できるだけ、解り易く、説明したつもりですが、まだまだ、難しかったかな? でも、難しく考えず、自然体で、捉えていただき、もし、共感を頂けるなら、一緒に活動の輪を広げませんか!? 手前味噌ですが、ノウハウは、全て公開させていただきます。BPMで日本を元気にしましょう! BPMで世界と繫がりましょう!!

Prof.Dr.Dr.Dr. Scheer インタビュー記事から学ぶ日本のICT産業の将来

"Software eats the world" by August 20, 2011   ⇒ ”Digitalisierung eats the World” by Prof. August-Wilhelm Scheer, March,2016

2016年の記事ではありますが、シェアー博士(独)は、Digitalisierung eats the World:デジタル化が世界を食い尽くすと宣告しています。私は、この記事を「日本のICT産業が、進むべき道を踏み外さないための警鐘」と捉えています。翻訳しましたので、ご一読ください。日本が、世界の食べ残しを食らう”ハイエナ”にならないために。